第15話(2006/09/19発行): 経営コンサルティング、教育研修、外国語関連サービス、地域活性化支援のアーリー・バード

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第15話(2006/09/19発行)

第15話 自主的行動

同じことをするのでも、自主的にすると気持ちがいいけど、人に言われるとやる気
がなくなることってありませんか。

子供の頃、坂道の近くで遊んでいると自転車の後ろに重い荷物を載せたおばさんが
自転車を降りて重そうに押している。気の毒に思って友人と共に坂の上まで後ろか
ら押してあげる。坂の上で何度も礼を言って走り去っていくおばさんを見ながら
良い気持ちになった。このような経験はありませんか。

一方、同じように坂道の近くで遊んでいて、傲慢なおじさんが『おい、お前ら。
遊んでいるくらいならお菓子をあげるから俺のリアカーを押せ』と言われたら、
すっかりやる気がなくなった。このような経験もありませんか。

今、私は会社の仕事の傍らでボランティア的な仕事にも関与することがあります。
それは、その活動に意義を認めたり、目的が自分に合っていたりするためですが、
そのような活動はもちろん自主的な活動です。しかし、どんどん足を突っ込んで
いくに従って強制されることもあったりするのですが、そのような場合、とたんに
やる気がなくなります。

このように、人間、誰しも自主的に活動しているときはやる気が出るのに対して、
強制されるとやる気がなくなる傾向を持っていると思います。これをどう利用すれ
ばいいでしょうか。

非常に難しいことですが、やる気になるように仕向ければいいのです。やる気の
ない人をやる気にさせるのは至難の業です。時間もかかりますし、時間をかけた
からといって、必ずしもやる気になるとは限りません。

しかし、さほど難なくできることは、やる気になっている人のやる気を奪わない
ことです。前述のボランティアの例のように、最初は自主的に始めたことも、
活動が大きくなったり軌道に乗ったりしてくると、強制的に成ってしまうことが
あります。これが、やる気を奪う原因になるので、それをしないことが重要です。
強制的に指示せずに、それをしなければならないことに気付くように仕向ければ
いいのです。基本的に本人はやる気に満ちていますので、気付かせることはさほど
難しいことではありません。

もう一つ、しぶしぶでも自分で『やります』と言ったことと、『しなさい』と命令
されたことでは、責任感が違いますので、とにかく『やります』と言わせるという
方法もあります。

上司 『このプロジェクトのリーダーを頼む』
部下 『分かりました』
上司 『無理やりさせたみたいだな。やりたいのか、やりたくないのか』
部下 『やりたいです』

このような無理やり言わせたような状況でも、『やります』、『やらせて下さい』
と言うときには、心の中で覚悟をしているものです。ですから、その後の責任感は
異なります。

最も難しい、やる気のない人をやる気にさせることはさて置き、やる気を奪わない
こと、自主的な言葉を引き出すことは日常の場面でも使えると思いますので、
気を付けてみてください。


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