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第25話(2007/2/20発行)
第25話 CMの機能
私はパチンコをしませんが、ふと、テレビCMでパチンコの新機種のCMが目に付くよ
うになったことに気付きました。アニメキャラクターなどを使ったパチンコ台の
テレビCMですが、一体このCMはどのような機能を果たしているのだろうかと考えて
みました。
広告には2つの機能があります。1つは商品のアイデンティティーを構築するための
イメージ広告、もう1つはその場の売り込みに直結する需要喚起型広告です。
この広告の2つの機能に関しては、『エスキモーが氷を買うとき』という書籍の書評
で解説しています。詳しくは、その書評をご参照下さい。
http://www.ebird.co.jp/infodb/002business/post_10.html
パチンコ台のCMは、前者の商品のアイデンティティーを構築するためのイメージ
広告に該当します。このテレビCMで商品のアイデンティティーを構築しておき、
週末になると増える新聞の折込広告やあるいはパチンコ店の店頭のポスターなどで
『テレビCMで話題のあの新台が登場』などと直接需要を喚起するという役割分担が
きちんとできています。このように考えると、一見、目的が分からなかったパチンコ
台のテレビCMの目的も理解できます。
さてこれを実践に落とし込むとどうなるかという話ですが、実際にはイメージ広告を
出すことが出来るのは一部の大企業に限られます。ですので、一般に私達が広告を
考える場合は、イメージ広告の要素も需要喚起型広告の要素も持たせた広告になり
ます。しかし、広告にはこの2つの機能があることを意識していれば、広告の作成
方法も変わってくると思います。
テレビで目にするのは、大企業のイメージ広告が多いです。第22話でお届けしたWEB
サイト誘導型の広告も、テレビCMをイメージ広告とし、そこから誘導したWEBサイトを
需要喚起型広告として機能的に使い分けています。
第22話 ⇒ http://www.ebird.co.jp/010merumaga2/222007122.html
大企業がいかにしてイメージ広告でアイデンティティーを確立し、そしてその広告
コストを回収するためにどのように需要喚起型広告を出しているのかを参考にしよう
という視点でテレビCMや広告を見ていれば、きっと自社の広告の作成方法の参考に
なるはずです。
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