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Vol.122(2006/12/11発行)-Vol.126(2006/12/15発行)
Vol.122 先送りにする
『先送りにする』という表現は、通常用いる英語では “postpone” や “put off”
になりますが、ちょっと気が利いていて、一度聞いたらなかなか忘れないのが
put something on a back-burner
という表現です。Grantの説明によると
This saying comes from stoves (for cooking) where the front is used for active cooking - i.e. hotter.
The back is cooler and used for just keeping things warm.
つまり、この諺は文字通りレンジの後列のバーナーに置いておくという意味ですが、
レンジの後列のバーナーでは料理し難いので、通常はすぐには料理しない鍋等を冷ま
したり、保温するために後列に置きますよね。そこから派生して、『とりあえず置い
ておく、先延ばしにする』という意味で使われています。
I put the decision on a back-burner.
The project has been put on a back-burner for a few months.
私は、初めてこの言い方を聞いたときに、その表現の巧みさにすぐに覚えてしまい
ました。皆さんも是非覚えて使ってみてください。
Vol.123 ささやく
『ささやく』を表現するために、どのような英単語を思い浮かべますか。
“Horse whisperer” というロバート・レッドフォード監督主演の映画がありました
ので、”whisper” でしょうか。”murmur” というのもあります。
I whispered to him that he needs to be more empathic with the feeling of others.
He murmured that he wanted to marry her, but she couldn’t hear him.
私も “whisper” はこの映画で覚えました。”murmur” は、その単語の持つモゴ
モゴ感がいかにも『ブツブツ言う、ささやく』にピッタリだという語感で覚えました。
この言葉を、いわゆる陰口ではなく、秘密めいたことで使いたいものですね。
Vol.124 優良企業
優良企業のことを英語で “blue-chip company” というのをご存知ですか。
語源は、ポーカー用のチップで、点数の高いのが「青いチップ」であることから来て
いるようです。
Most of the companies want to deal only with blue-chip companies.
当初は、会社だけに使われていたようですが、そのうちに “blue-chip” が『優良な』
という意味を持つようになって、今では広範囲に使われているそうです。
例えば、
blue-chip rate 最優遇貸出金利
blue-chip shares 優良銘柄
ちなみに『レッドチップ』という言葉も耳にすることがあるかと思いますが、これは
『出資は中国本土で登記は香港という会社、並びに香港株式市場に上場しているその
ような会社の総称』で、決して『優良でない会社』ではありませんのでご注意下さい。
Vol.125 カリスマ的な
カリスマとはよく言いますし、耳にもしますが、スペルはちょっと難しいですよね。
スペルは、”charisma” と書きます。
Small companies can be successful by only following the leadership of a charismatic leader, but larger companies cannot.
会社が大きくなると経営者のカリスマ性だけでは会社を引っ張って行けないという
ことですね。
上の例文の “charismatic leader” を “larger-than-life leader” と言い換える
ことも可能です。“larger-than-life” とは元々は『超人的な、並外れた』という
意味ですが、そこから派生して『カリスマ的な』という意味で使われることもある
ようです。
Vol.126 木を見て森を見ず
今回は諺です。『木を見て森を見ず』というのは、細部ばかりを見ていて全体を
見逃すことを諌めたり、全体を見るように忠告したりする諺です。これは英語でも
きっとあるでしょう。
Some people cannot see the forest for the trees.
日本語が先か英語が先か、あるいは単なる偶然か分かりませんが、英語でも全く同じ
ような表現ですね。
『細事に拘り大事を逸する』という意味でで、ほぼ同じ内容を表す諺として
throw the baby out with bathwater
というのもあります。
Be careful not to throw the baby out with bathwater.
さすがに、風呂の水と一緒に赤ちゃんを流してしまうことはないと思うのですが、
言い得て妙な表現ですよね。
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