書評『千円札は拾うな』: 情報データーバンク

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書評『千円札は拾うな』

書名 『千円札は拾うな』
著者 安田佳生(株式会社ワイキューブ代表)
価格 1,200円

この本は、起業初年度であった私の1年を途中で変えてくれた本です。『千円札は拾うな』とは、目の前の些事や小さな儲けを『千円札』に例え、それを拾うと目線が下がり(アンテナが低くなる、または志が低くなる)、その先にあるもっと価値のあるものが見えなくなってしまうので、『千円札』を拾うのはやめましょうという戒めです。

これを初めて読んだのは、友人に薦められた昨年9月でした。当時、私はとにかく会社の売上を伸ばそうと、小さな案件でも、会社の方向性と多少違っていても、とにかく拾っていました。その反面、心の中では『こんなことを続けていていいのだろうか』と常に自問自答していました。そんな私に答えをくれたのがこの本でした。この本を読んでから、『千円札』を思える案件は拾いにいかなくなり、将来の展望を見据えて多少はどっしりと構えて仕事ができるようになりました。

タイトルも印象的ですが、目次の見出しもかなり印象的です。いくつかご紹介すると
・残業をやめれば給料は増える
・「本郷剛」を鍛えてはいけない
・晴れた日にこそ傘をさす
・彼氏は「彼女がいる人」の中から選ぶ など
著者の安田さん独特の表現が満載です。

かと言って、単に奇をてらった本ではなく、内容は『経営の教科書』あるいは『人生の教科書』と読んでもいいような教訓が満載です。なかなか、保存しておいて何度も読みたいと思う本はありませんが、この本はそう思わせてくれた貴重な1冊です。


January 31, 2007 08:35 AM

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